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余った糸で作ったエコなバッグ

余った糸で作ったエコなバッグ

ピンク、ブルー、ホワイト、グリーン、オレンジ・・・様々なカラーリングのバッグ。川島織物セルコンの本社 市原事業所のショップの人気商品です。軽くて光の当たり具合によって色が変わったようにも見える少し不思議な感じが魅力とのいうのが人気の理由。
透け感もあり、暑くなるこれからの季節のお出かけや、また折りたためるのでエコバッグとしてもおすすめなのですが、実はこのバッグ、ちょっとエコなバッグなのです。カーテン用の生地の製造過程でどうしても発生してしまう、余り糸を使って作っています。

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どうしても余分が必要な糸

川島織物セルコンでは、カーテン用の生地の多くを織って作っています。織物はタテ糸とヨコ糸を組み合わせて作るため、タテ糸とヨコ糸を事前に準備します。必要な糸の量は最終生産量から正確に割り出すことが出来るのですが、製造工程や機械の構造上、どうしても余分な糸が必要になります。例えば、カーテン生地を織る織機は、糸巻に巻かれた状態でヨコ糸をセットしますが、糸巻に残っている糸が少なすぎると、均一の力で糸が機械に送られにくくなるなど、製造工程の関係から糸は多めに用意しなければならないのです。

短くなったけれど、カラフルな糸たち

しかし、この多めに用意する糸は、最終的には不要なものとなってしまいます。不要とはいっても、短いだけでまだまだ使える、美しい糸たち。カーテン用の生地を織る事は難しいけれど、廃棄せず活用する方法はないか、何か新しいモノを生み出せないだろうか? という糸や織物を愛するメンバーの想いから生まれました。

色も太さもバラバラだからこそ

川島織物セルコンで製造するカーテン用の糸の素材は殆どがポリエステルですが、同じポリエステルでも、太いもの・細いもの、光沢のあるもの・マットなもの・・・等と実に様々で、色も多種にわたっています。そして何よりも余った糸なので、いずれも量がわずかで、いつ、どのくらい、どの種類の糸が発生するのか分かりません。

私たちは織物屋です。このような状況でもやっぱり“織物にしたい”との思いが強く、織物にすることを考えていくことにしました。
材料が決定しないという状況で織物設計(どのような織物に仕上げるかを決めていくこと)は特に大変な作業でしたが、余り糸の組み合わせから生まれる生地の表情、風合い、色合い等をひとつずつ確認し、できる限り多くのバリエーションを織れるように準備を進めました。そしてこの状況を逆手に取り、様々な色や太さがあることを最大限に生かし、その時にある糸で、糸のミックス感が魅力となる生地を作っていきました。

余り糸の組み合わせを考える

余り糸を使うため、織るタイミングの調整も必要でした。
普段は、カーテン用生地や特注品などの製品を24時間稼働で織っているので、織機が余っているわけではありません。そこで、織る製品の切り替えのタイミングで、この余り糸を使った生地を織れるように、定番の商品とは違った製造工程のスケジュール調整も行いました。
(参考:織る工程を紹介しています 織物ができるまで 5 織る

製品の製造工程の間に滑り込ませて織る。
織り上がった生地の拡大。何となく透け感があって面白い。

折りたためるバッグ が完成
色は一期一会

織り上がった生地はどのような形でお届けするのが良いのか、こちらも検討・試作を重ねました。アクセサリー、ポーチ・・・。
適度な張り感があり、洗えて軽いという生地の特徴を活かし縫製してバッグにすることにしました。通勤・通学やちょっとしたお買い物など日常の生活で気軽にお使いただけるよう、コンパクトに折り畳める設計にしました。無駄になる生地が極力発生しないように、バッグの形や縫製方法も工夫しました。

そうして出来上がったのがこのバッグ。その時にある余り糸で作っているため基本的には一点ものの“一期一会”の商品です。今後出てくる余り糸によって、色や柄は変わります。

水筒とお弁当箱が入るサイズです。
左上:販売時の形状 中央:折りたたんだ状態

ちなみに、同じ生地でくるみボタンも作ってみました。バッグに合わせて色違いで付けても、ちょっとしたアクセントになってかわいいと評判です。

余り糸から生まれたバッグ。捨てるにはもったいない美しい糸たちが、新たなものとして生まれ変わりました。これからどんなものが生み出せるのか、私たちも楽しみです。

バッグの概要

サイズ横:37.0cm 縦:26.7cm 奥行き:20.0cm 重さ:71.0g
耐荷重:約7kg
素材ポリエステル 100%
取扱店川島織物セルコン 本社 市原事業所内ショップ
 営業時間:10:00~16:30
 休業日 :土日祝・GW・夏季・年末年始など当社休業日
 お問合せ:075 – 741 – 4323
その他下記店舗でも販売しています。
 ・京都岡崎 蔦屋書店 (販売中 )
 ・六本木 蔦屋書店  (6月2日 ~ 6月23日)
 ※販売期間は変更になる場合があります。詳細は各店舗へお問合せ下さい。

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