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カーテンを洗ってみよう! 自宅で洗えるカーテンもあります。

カーテンを洗ってみよう! 自宅で洗えるカーテンもあります。

最近はおうち時間が増えて、今までは特に気にならなかったことが気になってきた・・・ということも少なくないと思います。
ふとお部屋のインテリアに目をやったとき、「あれ? このカーテン、こんな色だったかな?」「これは、汚れかな」などと気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カーテンは、空気が出入りする場所で、紫外線にさらされるなどもあり、実は意外に傷んだり汚れたりしやすく、長くお使いいただくためには、お手入れがポイントです。

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日頃のお手入れ

カーテンを長くきれいに使い続けるためには、日頃のお手入れが重要です。生地を傷めないようカーテンを軽くふり、はたくなどしてこまめにホコリを落としてください。上部はホコリがたまりやすいので忘れずに行いましょう。
また、カーテンが掛かっている場所にも注意が必要です。湿気の多い所や結露が起こりやすい場所に設置しているカーテンには、カビが発生することがあります。一度カーテンに発生したカビは、落とすことがとても難しいので、カビが発生しないように、こまめに換気をする、窓の結露を拭き取るなどしましょう。

また、カーテンは定期的に洗濯することをお勧めします。カーテンは、洗濯することで長持ちさせることができるので、お気に入りのカーテンは是非こまめに洗濯をしましょう。
洗濯する頻度は、ドレープカーテン(厚手のカーテン)なら年に1回程度、レースカーテンなら年に2回程度が目安です。汚れが目立つ場合はそれ以上洗っても良いですが、あまり何度も洗うと、カーテンの種類や状態によっては生地が傷んでしまう原因にもなります。

カーテンを洗う

お洗濯の前に

洗濯が可能かどうかを見分ける

カーテンはご家庭で洗うことができるものと、そうでないものに分類されます。
まず始めに、カーテンの「洗濯表示ラベル(絵表示)」を確認してみましょう。

洗濯表示の添付例。添付場所や形状は、カーテンにより様々です。

当社のカーテンにはこのような洗濯表示ラベルが付いています。お手持ちのカーテンにより、ラベルの添付方法や位置は様々です。また、洗濯表示のマークについては、消費者庁のHP「新しい洗濯表示」をご覧ください。

洗濯機マーク・水洗いマークが表示されているものは、ご家庭での洗濯が可能です。水洗い不可マークのものは、クリーニングに出しましょう。
綿・麻・レーヨンなどの天然素材の生地は、色落ち、縮みなど、洗濯することで風合いが損なわれる可能性があります。特に、使用年数の経過したもの(※)は様々な外的要因により生地が傷んでおり、洗濯時にかかる力で糸の脆くなった部分が切れてしまったり、カーテンの種類によっては色が落ちてしまったりする可能性があります。洗濯機で洗える表示であったとしても極力負荷がかからないよう優しく手洗いするのがおすすめです。
なお、クリーニングが推奨されている場合でも、カーテンの状態や素材によってはクリーニングできないものもありますので、クリーニングに出す際は、まずはお店でご相談ください。

※川島織物セルコン製 使用年数の経過したカーテンについて
薄地や顔料プリント品などで年数が経過したものは、洗濯時にかかる力で糸の脆くなったところが切れたり、プリントが薄くなったりする場合があります。例えば、日当たりの良い窓で3年以上お使い頂いたレースカーテンは、洗濯機で洗える表示であっても、手洗いなど生地への負担を抑えた方法での洗濯をお勧めしています。
詳細は 取扱い説明書 をご確認ください。

※お洗濯の前には、よく確認を
カーテンは、色々な素材で様々な方法(縫い方)で作られています。お洗濯の前には、必ず、取扱説明書や縫付の洗濯表示ラベルをよくご確認の上、お取り扱い下さい。
またカーテンは、長時間にわたって紫外線や風を浴びるなど、予想以上に過酷な状況にさらされていることもあります。カーテンの状態が購入時と変化している場合や、ご使用の状況等によっては、洗濯表示ラベルの表記どおりに取り扱っても、不具合が発生する場合があります。
お手入れやお洗濯は、よく状況をご確認の上、行って下さい。

カーテンからフックを外す

それでは、カーテンをきれいに仕上げるための洗い方を紹介します。
まず、レールからカーテンを外し、ホコリやチリなどをよく払ってから、フックを全て取り外します。軸を下へ抜き取ることで、フックを外すことができます。フックによってはなかなか取り外せないものがありますが、それは、カーテンを固定するための突起がついたタイプのフックである可能性があります。その場合は、生地の凹凸部に入り込んでいる突起を外してから軸を下に引き抜いてください。また、フックが縫い付けられているタイプの場合は、引っかけ部分だけを外してネットに入れて洗います。
フックも汚れていたら、洗っておきましょう。

カーテンにフックを取り付けるときは、逆の要領で挿し込みます。

洗濯の方法を決める

「洗濯表示ラベル」による判断が基本ですが、汚れの度合いやカーテンの状態も洗濯方法を決める要素となります。
例えば、汚れがひどい場合は先につけ置き洗いをしたり、一度洗濯した後に再度つけ置き洗いをしたりします。使用年数の長いものは、洗濯機使用が可能と表示されているものでも状態によっては、手洗いすることをお勧めします。

汚れがひどい、そんなときは「つけ置き洗い」

ご家庭で洗濯ができるものに限り、汚れのひどい場合はつけ置き洗いをするのが効果的です。洗剤を投入した水またはお湯(洗濯表示に沿った温度)に30分程度つけておきます。黒ずみが気になる場合は、弱アルカリ性の泥汚れに強い洗剤を使用ください。汚れの具合によって、洗剤の濃度は調整しましょう。

また、水やお湯が汚いままつけ置きすると再汚染されてしまう可能性もあるため、予め軽く洗った後につけ置きすることをおすすめします。つけ置き洗いの最中に、洗剤を溶かした水が汚れてきた場合は、いったん水を捨て、新しくきれいな水に入れ替えてください。

洗濯機で洗う

洗濯機で洗う際には、まず、カーテンをヒダに沿って折りたたみます。大きめの洗濯用ネットにカーテンを入れ、洗濯機は、水量「最大」、水流「弱」、水温「40℃以下」に設定します。洗剤は、中性洗剤または弱アルカリ性洗剤など、普段の洗濯で使っているものをお使い頂けます。洗剤の使用方法は、お手持ちのものの表示に従ってください。
洗濯用ネットがカーテンのサイズに対して大きすぎる場合は、洗濯用ネットの余った部分をしばり、カーテンのサイズに合わせると、シワを軽減することが出来ます。

洗濯用ネットには、カーテンをヒダに沿って畳んでから入れて下さい。

洗剤が残らないように十分すすいだ後、脱水は約20~30秒で行います。あまり長い時間かけすぎるとシワや型崩れの原因になるので注意が必要です。脱水は短時間で行うことをおすすめします。洗濯可能なカーテンのほとんどはポリエステルの糸で出来ており、この素材は水分をあまり吸わない素材のため、脱水は生地表面の水分を飛ばす程度で問題はありません。
水がしたたるようであれば、大まかにたたんで洗濯機の縁などに角を下にして掛けて水を切りましょう。

カーテンを洗濯している間に、フックやレールも掃除しましょう。意外とホコリが溜まっていることがあるので、ハンドクリーナーや濡らした布でふき取ります。

手洗いをする

手で洗う場合は、もみ洗いを避け、押し洗い(ふり洗い)をします。平らに折るようにたたんだカーテンを、洗剤を投入した水の中で洗いましょう。生地をこすったり揉んだりすると、生地を傷めたり縮みの原因になりますので、押し洗い(または水の中でカーテンを揺するだけのふり洗い)で汚れを落とします。

部分的な油やシミなど汚れが気になる時は、その部分に洗剤をつけて軽く部分洗いをしてから、つけ置き洗いをすると効果的です。

カーテンを乾かす

洗濯後のカーテンにフックを取り付け、レールに吊り下げそのまま自然に乾燥させる、というのが最適な方法です。その際、床が水滴で濡れてしまわないように、カーテンの下にタオルや新聞紙を置きましょう。なお、新聞紙は丸めて置いておくと、吸湿の効果があるため乾かす時間を短縮することができます。

レールに吊った後は、全体を軽く下へ引っ張り、寸法を合わせます。さらに、全面を軽く手でたたくことで、乾いた後のシワを軽減することができます。
なお、乾燥機の使用は生地が収縮や型崩れする原因になるため、避けてください。

シワ発見!と思ったら

カーテンが乾き、一仕事終えた!と思って見てみると、なんとカーテンにシワを発見。さてアイロンを・・・と思われた方は、少しお待ちください。生地を平置きにして、洋服などと同じようにカーテン全面にアイロンをかけることはお勧めできません。カーテンには、ヒダを整えるための熱加工が施されているものもあり、アイロンをかけてしまうと、熱でヒダが引き伸ばされてなくなってしまいます。特に、形態安定加工が施されている場合は、加工の効果が無くなってしまうので注意が必要です。

やむを得ず、洗濯や折りたたみが原因でシワが発生した場合は、カーテンレールに取り付けた状態で、アイロンのスチームをOFFにして低温(110℃以下)で部分的に、カーテンのヒダの形状を崩さないように少しずつ当てることで、シワを軽減させることができます。ただし、形態安定加工品以外のものでもアイロンがけが不可のものがありますので、洗濯表示を確認の上で行ってください。

カーテンがキレイになるとお部屋も明るく清々しくなります。
上手に洗って気持ちの良いお部屋でお過ごしください。

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