カーテン端切れ・残糸を焼却ゼロへ 廃残布国内回収リサイクルシステム「f-RECYCLED」を構築 ― 国内回収システム確立、反毛技術の活用で繊維廃棄物を資源へ ―
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、カーテンの製作過程で生じる生地の端切れや残糸を回収・再資源化する「f-RECYCLED(※1)」を2026年に新たに構築しました。

カーテンの製造過程では、自社の織工場や縫製工場、物流倉庫などから生地の端切れや残糸が生じます。これらはこれまで産業廃棄物として焼却処理されてきました。廃残布国内回収リサイクルシステム「f-RECYCLED」は、焼却処理していたカーテン生地の端切れ・残糸を回収し、再資源化する仕組みです。回収・リサイクルは全て国内で行うことにより、温室効果ガス排出量を一般的な焼却処分に比較して、1/10程度(※2)に抑えることで環境負荷低減活動に貢献します。
「f-RECYCLED」の中核となるのは、繊維産業に古くから伝わる「反毛(はんもう)」技術です。端切れや残糸などの繊維を再びワタ状の繊維に戻し、糸やフェルトの原料へと再生する技術で、再生に過剰なエネルギーを必要とせず、環境負荷が極めて低いリサイクル手法です。再生された「反毛綿」から「反毛フェルト」を製造し、現在は主に土木資材などの産業資材として活用しています。将来的には、反毛フェルトを当社のインテリア製品などへ再活用・製品化することで、繊維廃棄物が再びインテリアとして生活空間に戻る、真の意味でのサーキュラーエコノミーの実現を目指します。インテリアメーカーとしての責任を、製品の一生涯を通じて果たしていきます。
本システムの取り組みは、2026年6月2日(火)〜4日(木)に東京ビッグサイトで開催される国際オフィス家具見本市「オルガテック東京2026」(当社ブース:S1-L03)にてご紹介予定です。
(※1) 布製品を意味する「Fabric」と再資源化を意味する「Recycle」を組み合わせた造語
(※2) 2026年度実績および第三者機関の算出方法を参考に算出
「f-RECYCLED」の流れ
グループの織工場や縫製工場、物流倉庫などから生じた生地の端切れや残糸を回収・分別し、リサイクルプラントで加工してワタ状の「反毛綿」へと再生します。この反毛綿から「反毛フェルト」を製造し、土木資材などの産業資材として活用。将来は自社インテリア製品への再活用を目指します。

「反毛(はんもう)」技術について
古着・端切れ・糸くずなどの繊維廃棄物を再びワタ状態に戻し、糸やフェルトなどの原料を作る技術。過剰なエネルギーを必要とせず、環境負荷が極めて低いリサイクル産業の技術として知られています。

川島織物セルコンの環境への取り組み実績(主な歩み)
| 1999年 | 市原事業所 ISO14001認定取得 |
| 2003年 | 業界初、廃床材リサイクル循環システム「e-RECYCLED」を構築 |
| 2007年 | 製造工程でのゼロエミッションを達成、以降継続 |
| 2008年 | カーボンオフセットタイルカーペット 発売 |
| 2010年 | 業界初、カーテン・カーペットのケミカルリサイクルの広域認定を取得 業界初、「エコ・ファースト企業」に環境大臣より認定 |
| 2011年 | 「エコマークアワード2011」銀賞受賞 |
| 2020年 | 「iFデザインアワード」受賞 |
| 2023年 | SBT1.5℃目標の認定を取得 |
| 2024年 | 「THE NEXT VISION 2024」 にて廃床材回収リサイクルの促進の啓発活動を開始 |
| 2026年 | 「e-RECYCLED」で置敷きビニル床タイルの回収・再資源化に成功 廃残布国内回収リサイクルシステム「f-RECYCLED」を構築 |
川島織物セルコンの環境活動は、オフィシャルWebサイトで公開しています。
https://www.kawashimaselkon.co.jp/company/csr/