新着情報

「国会議事堂のインテリアファブリック ― 近代建築を彩る織物 ―」展開催 川島織物文化館

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)が運営する企業博物館の川島織物文化館は、近代建築におけるインテリアファブリックに焦点を当てた企画展「国会議事堂のインテリアファブリック― 近代建築を彩る織物 ―」を2026年9月15日(火)から2027年2月1日(月)まで開催します。

戦後の高度経済成長期を経て、合成繊維の普及やビニールクロスの台頭により内装材が大きく変化する以前、近代建築の空間は、織物による内装仕上げが主流でした。昭和11(1936)年に、日本の近代建築・美術工芸の粋を集めて建てられた国会議事堂も、その格式ある空間には、最高峰の技術で作られたインテリアファブリック(織物)が用いられました。

本展では、竣工90周年を迎えた国会議事堂の内装ファブリックに着目し、当社が所蔵する織物見本やデザイン案(図案)を公開します。また特別展示として、平成初期の改修時に技術継承のため一部を受け継ぎ、これまで一般に公開することのなかった実物のカーテンを紹介します。近代建築を支えたインテリアファブリックの意匠や技術、時を重ねることで深まる織物ならではの魅力をぜひご覧ください。

■見どころ

日本のホテルや洋館、公共建築では、古くから多彩なインテリアファブリックが用いられてきました。本展では、国会議事堂の格式高い空間を創り上げたカーテンや壁張地などの貴重な資料を展示します。明治から昭和初期にかけて当社が手がけたデザイン画や、改修時に受け継いだ実物資料を通して、日本のインテリアファブリックの歴史と技術、そして意匠の魅力を紹介します。

■展示概要

1章 今に伝わる織物の美 - 織物見本の一斉展示

国会議事堂で現在、使用されている、カーテンや壁張地などの織物見本を大きく(未縫製)展示します。通常のカーテンはドレープ(ヒダ)によって美しさが生まれる反面、柄の全体像を捉えにくいという側面があります。また、壁張地も張り込まれると調度品や柱などと調和するものの、全体像が見にくいということもあります。本章ではファブリックを大きく広げて展示することで、意匠の全貌と緻密な織りの魅力を余すことなく紹介します。

左:参議院議場 傍聴席 カーテン地
右:衆議院委員会室 カーテン地

2章 時が育む美

丁寧に織られた織物は、工業製品と異なり、時を経ることで味わい深さが生まれます。本章では、改修時に技術継承のために譲り受けた平成初期まで使用されていた「実物のカーテン」や、その関連資料を中心に紹介します。長い年月を経てもなお、失われることのない、本物の織物ならではの美しさをご覧ください。

衆議院議場 御座所 カーテン

3章 デザイン誕生の変遷 御休所(ごきゅうしょ)製作記録より

議事堂内でも、工芸の粋を結集した最高峰の華麗さを誇る「御休所」。そのファブリックデザインを担った一人が、洋画家・日本画家であり図案家でもあった澤部清五郎(さわべ せいごろう)です。澤部は川島織物セルコンで数多くの優れた織物図案を手掛けました。彼が残したスケッチや試織から、近代名建築を彩るファブリックデザインが誕生するまでの軌跡を紹介します。

「新議事堂御便殿装飾裂地見本」(国会議事堂 御休所 見本帳)

■企画展「国会議事堂のインテリアファブリック ― 近代建築を彩る織物 ―」

会期2026年9月15日(火)~2027年2月1日(月)
会場川島織物文化館
休館日土・日・祝祭日、夏期、年末年始
(川島織物セルコン休業日)
入館料無料
見学予約※ご見学は事前予約制です。
    見学をご希望の方は、あらかじめインターネットでのご予約をお願いします。
詳細は 川島織物文化館ホームページ をご確認ください。
主催川島織物文化館
協力衆議院、参議院

プレスリリース ダウンロード