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叡山電車開業100周年を祝し協力 展望列車「舞」に外装デザインを提供・監修 洛北の四季を和柄で表現

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、地元の鉄道会社である叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区 社長:豊田秀明 / 以下、叡山電車)の開業100周年を祝した周年事業に協力し、展望列車「舞」の外装にデザイン提供・監修しました。

100周年記念 展望列車「舞」 外装イメージ

叡山電車は自然豊かな京都・洛北エリアを走る、観光客にも人気の鉄道です。沿線には鞍馬・貴船など、美しい京都の自然や文化を感じられる場所が多くあり、四季折々の風景を楽しむことができます。同エリアに本社を構える企業として、700系リニューアル車両712号車へのインテリアファブリック「Sumiko Honda」提供など、これまでさまざまな協働を行ってきました。叡山電車が、本年9月27日に開業100周年を迎えるにあたり、当社では、周年事業を盛り上げ、地域活性化に貢献したいとの思いから、協力しました。

記念車両のデザインコンセプトは、「着物をまとってえいでんを旅する」。まるで着物をまとって旅をするような、特別な時間をお届けすることをコンセプトに、京都洛北にゆかりのある四季折々の風景を、伝統的な着物の文様をモチーフに、今様にデザインしました。和柄の繊細な美しさで日本の四季折々の情景を表し、列車で過ごす時間が、移動にとどまらない「旅そのもの」となることを目指しています。

外装デザインは、四季折々の移ろいゆく季節を象徴する「花の丸文様」で、叡山電車沿線で見られる花々が豊かに咲き誇る情景を表しました。春の桃や桜、夏のアジサイと撫子、秋のもみじや萩、冬の南天が描かれ、四季の彩りを楽しむ心を誘います。これらの景観に加え、四季をイメージした色彩豊かな「瑞雲文様」、清らかな水の流れを思わせる「流水文様」を配し、沿線に四季の花々が咲き誇るような趣を表現しています。自然を愛でる美しい伝統的な和柄で、日本の自然や文化の奥深さを感じられる特別なひとときを提供します。

展望列車「舞」は、9月27日(土)に叡山電車八瀬比叡山口駅構内で挙行される「開業100周年記念式典」で、2両編成のうち1両(101号車)が展示されます。また、秋に開催される「えいでんハイク」ではノベルティとして、外装デザインをあしらったコースターをご用意します。

川島織物セルコンは、これからも地域社会と協力し、地域力向上に積極的に取り組んでいきます。

■100周年記念 展望列車「舞」 概要

車両番号101号車+102号車 2両×1編成
運行区間主に鞍馬線(出町柳駅~鞍馬駅間)
運行開始日2025年中(予定)
コンセプト着物をまとってえいでんを旅する

※詳細は、叡山電車の「開業100周年特設サイト」をご確認ください

■100周年記念 展望列車「舞」 外装デザイン詳細

花の丸文様

紫陽花撫子
すすきもみじ南天

瑞雲文様

流水文様

■叡山電車 八瀬比叡山口駅でのお披露目について

2025年9月27日(土)に叡山電車八瀬比叡山口駅構内で挙行される「開業100周年記念式典」で、2両編成のうち1両(101号車)が展示されます。記念式典終了後、外観及び車内を見学することができます。

開催日時 : 2025年9月27日(土) 12:00~13:00
開催場所 : 叡山電車 八瀬比叡山口駅 2番線ホーム
料    金 : 無料(八瀬比叡山口駅までの交通費は別途必要です)
※詳細は、叡山電車の「開業100周年特設サイト」をご確認ください

■えいでんハイク

近隣の鉄道「叡山電車」が年間を通じて実施される「えいでんハイク」。沿線の駅をスタートし、社寺などの名所や風景を楽しみながらゴールを目指すハイキング企画です。12月20日(土)に開催のえいでんハイクは、京都精華大前駅をスタートし、上賀茂神社や賀茂川沿いを散策しながら、ゴールの川島織物文化館を目指します。また、参加者にはノベルティとして、展望列車「舞」の外装デザインをあしらったコースターをご用意します。ぜひご参加ください。
※詳しくは「叡山電車HP」をご確認ください。

ノベルティのコースター

■川島織物の帯

歴史に裏づけされた高い技術、創業当時より培ってきた独自のデザイン表現、そして確かな品質の「川島の帯」。帯に適した良質な素材を使い、美しいデザインを描き、丁寧に織り上げてきました。織り方にもこだわり、当時の伝統的な技法も継承しながら、正確に美しく織れるよう、織機の改良や織り方の工夫も続けています 。

■川島織物セルコン

1843 年に京都で創業し、今年183年目を迎えた織物メーカー。古くは明治宮殿、近年では京都迎賓館や数々のラグジュアリーホテルに織物を納入するなど、その唯⼀無⼆のクオリティと表現力の幅広さが⾼く評価されている。熟練の職人による伝統的な⼿織り技術に加え、現代ならではのテクノロジーを駆使した機械織りも積極的に取り入れ、文化の継承と未来へつながる技術⾰新の探求に⼒を注いでいる。2019 年よりその意志を体現するプロジェクト“織物屋の試み”を通して、「美の表現と織物の可能性に対するあくなき探求を起点とする無理難題に挑戦する」ことで、織物の進化・発展を目指し、ミラノデザインウィークにも出展している。京都の本社には、企画・デザインから染め・織りまで⼀貫⽣産を⼿掛ける織物の製造⼯場、歴史的価値の⾼い作品を所蔵する「川島織物文化館」、次世代に織物技術を継承する「川島テキスタイルスクール」を併設。織物文化の継承と発展、そして発信に努めている。

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