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Weekend Max Maraのアイコンバッグの新作 “パスティチーノ バッグ トレジャーズ オブ ジャパン”にシルクジャカード生地を採用

イタリアのファッションブランド Weekend Max Mara(ウィークエンド マックスマーラ)のアイコンバッグ “パスティチーノ”に、株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)の生地「重宝裂(ちょうほうぎれ)」が採用されました。

ウィークエンド マックスマーラより販売されているパスティチーノは、イタリア語で「小さなお菓子」を意味する、“Pasticcino (パスティチーノ)”から名付けられた、ウィークエンド マックスマーラを代表するバッグです。この “パスティチーノ” が世界を旅して、各地の卓越した職人技と伝統的な手法を支援していくプロジェクト、“パスティチーノ バッグ ワールドツアー” が、ヴェネツィア、パリに続き日本に寄港、日本の織物や着物などの豊かな伝統がフィーチャーされた川島織物セルコンのシルクジャカードファブリック「重宝裂」を採用し、「パスティチーノ バッグ トレジャーズ オブ ジャパン」として発表されます。

「重宝裂」は昭和20(1945)年頃に、帯に代表される美しい織物の風合いや色調など日本の伝統を伝えながらも使用用途を広げたいと、従来は70cmほどであった生地の幅を120cmに広げたファブリックです。繊細な織物であるため、それまでは手織りで製作していたものを、機械織での製織技術を開発し、生産が可能となって以降、今日までさまざまな用途で使用されてきました。そしてこのたび、パスティチーノに、5柄6色が採用されました。
これらのバッグは、2024年5月24日より、全国のウィークエンド マックスマーラ ショップおよび、公式オンライン ショップ で販売されます。

パスティチーノ バッグ トレジャーズ オブ ジャパン

ミディアムサイズ:¥163,900(税込)  スモールサイズ:¥139,700(税込)
左上から時計回りに レッド【瑞鳥唐草】、グリーン【芳文四季草花】、ピンク【生命の樹】、ホワイト【花束模様】、ラベンダー【芳文四季草花】、オレンジ【天平華紋】

公式Webサイト:https://jp.maxmara.com/editorial/weekend-pasticcino-bag-world-tour

重宝裂 について

かつて、ジャカードファブリック(紋織裂地)は60〜70cm幅の手織りのものが主流であり、美しい織物でありながら、幅の広いものに使用できないなど、使用用途が限られていました。そこで昭和20(1945)年頃に、織の風合いや色調など日本の伝統技術の心を伝えながらも使用用途の広がる、120cm幅の力織機製の織物を開発したのが、重宝裂の始まりです。
日本に古くから伝わる伝統的な文様や、世界の優れた染織品などに見られる、自然を尊ぶ文様、幸を彩る文様などを参考にしながら、日本の伝統的な織物の制作で培った技術や、宮殿装飾で得た文様のノウハウから、時代や国を超えて愛されるデザイン・色彩でまとめ、優美に織り上げています。

概要
天平華文 てんぴょうかもん
正倉院に伝わる古鏡、彩絵箱、錦織などの工芸品に見られる、
高雅で気品に満ちた華紋(唐花)を整然と配した文様です。
端正でありながらも豊麗な唐代の王朝文化を感じさせるデザインです。
瑞鳥唐草 ずいちょうからくさ
バロック様式の時代であった17世紀のイタリアでは、東洋から伝わった絹織物の
技術の影響を受けた芸術品豊かな染織品も多く誕生しました。
その中から優美な森に遊ぶ花鳥の唐草文を日本的にアレンジしたデザインです。
芳文四季草花 ほうぶんしきそうか
当社がリエージュ万国博覧会(1905年)に出展した綴織壁掛「百花百鳥の間」は、
後に宮内省のお買い上げとなり、明治宮殿を飾りました。この原画を描いたのが、
京都画壇の重鎮であった日本画家の菊地芳文(きくちほうぶん) です。
芳文が描いた四季草花文を、優しく可燐に甦らせました。
花束文様 はなたばもんよう
マリー・アントワネットの室内用具の装飾布にも用いられていたという、
牡丹や薔薇、キンポウゲなどで組まれた花束の文様。
貴婦人たちに好まれた豪華で繊細な花束を日本的にアレンジしました。
生命の樹 せいめいのき
豊穣や生命を象徴するとされる “命の樹” をデザインした可憐な文様です。
トプカプ宮殿博物館(トルコ・イスタンブール)に伝わる色絵タイルによる
壁面装飾の文様を日本的にアレンジしました。

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