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“ル・コルビュジエ作 緞帳『闘牛14号』” の保守点検を行いました。

文化庁国立近現代建築資料館所蔵/旧東急文化会館「渋谷パンテオン」緞帳

渋谷の街のシンボル的存在であった旧東急文化会館(1956 / 昭和31年オープン)。その中の映画館「パンテオン」に掛けられていた ル・コルビュジエが原画を手掛けた 緞帳『闘牛14号』の保守点検を実施しました。
この緞帳は、東急文化会館を設計した坂倉準三氏が、その師 ル・コルビュジエに原画の制作を依頼、その原画をもとに川島織物セルコンが製作したものです。2003年に東急文化会館が閉館される際に取り外され、現在は、文化庁 国立近現代建築資料館が所蔵、当社でお預かりをしています。

普段は大きく筒状に巻いてシートで包み大切に保管していますが、数年に一度、広げて状態を確認するとともに風を通す、いわゆる”虫干し”をします。縦9.8m × 幅23.6mという大きな織物ですので、10人がかりで拡げ、点検をし、無事を確認しました。
1週間ほど風をとおし、また、丁寧に巻いて保管します。

緞帳を拡げるところ。
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緞帳を拡げた様子。
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文化庁 国立近現代建築資料館 HP
ル・コルビュジエ作 緞帳『闘牛14号』(旧東急文化会館「渋谷パンテオン」緞帳)