BMW 存在感ある漆黒に仕立てた日本専用限定車「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」にフロア・マットを製作
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、ビー・エム・ダブリュー株式会社のBMW X7をベースにした日本専用限定車「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」に、フロア・マットを製作しました。

「BMWと日本の名匠プロジェクト」第五弾として誕生した「BMW X7 BLACK-α」は、高級感溢れる凛とした存在感と、ラグジュアリー・モデルに相応しい乗り心地、さらに高い実用性を備えたBMW X7をベースに、ドイツのクラフトマンシップと和の美学が融合したコンセプト・モデル。第四弾の「BMW X7 “NISHIKI LOUNGE”」とはまた異なる、崇高な黒と輝きの世界を表現しています。
川島織物セルコンは、縁起の良いタイミングで吹く追い風「時つ風」をコンセプトに、ハンドタフトという技法を用いたフロア・マットを製作しました。当社で長く愛される意匠のひとつ「アサナギ(朝凪)」を採用し、静謐を湛えた早朝の海辺、どこまでも深く澄んだ漆黒の水面にふとした瞬間「時つ風」が駆けぬけ、わずかに水面を揺るがすようなイメージ表現しました。

また、このたびのフロア・マットには、川島織物セルコンが「百の黒 - A Hundred Black -」をテーマに材料や織り方、パターンの変化により100種類の異なる黒の織物を作り出し、2024年開催「ミラノデザインウィーク」に出展した際に培った染色技術や表現力、そして、世界3大デザイン賞の1つと言われているドイツのRed Dot Design Awardにて、2025年に受賞を果たしたラグコレクション「KOTOSOME」が誇る“古都京都で染め、職人の手仕事で丁寧に作り、高機能な加工を付与する”というこだわりのモノづくりが活かされています。
本フロア・マットでは、これらの経験・知見を活かして、漆のような静かで深みのある「漆黒」に近づけて染め上げた「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」専用染色糸を用い、ハンドタフトによってマット表面に立体的な表情を与えて水面の表情やゆらぎを表現。日本の伝統である「深い黒」にこだわるとともに、フロア・マットとしては異例となるウール素材を色鮮やかで上質な風合いに保ち、卓越した品質を目指しました。
「BMW X7 BLACK-α」は、2025年5月9日(金)より、BMWブランド・ストア『FREUDE by BMW』にて展示されます。ドイツのクラフトマンシップと日本の和の美学が融合した特別な一台にご期待ください。
■ミラノデザインウィーク2024 百の黒 - A Hundred Black -
川島織物セルコンは、2024年4月16日(火)~21日(日)にイタリア・ミラノで開催された世界最大規模のデザインイベント「ミラノデザインウィーク」に出展しました。さまざまな色や太さの材料を多く用いて鮮やかで豪華な柄を繊細に表現する西陣織の美しさの重要な要素の一つである「色」を、あえて「黒一色」に限定し、技法と織組織を重点的に活用し、100種類の黒の織物を創り出しました。

特設サイト https://www.kawashimaselkon.co.jp/event/milan2024/
■ラグコレクション KOTOSOME(コトソメ)
古都京都で染め、職人の手仕事で丁寧に作り、高機能な加工を付与という新しいことに取り組んだラグコレクション。ご注文を頂いてから原料となる糸の染色、織り、仕上げ加工を技術者の手で行い、一枚一枚丁寧に作り上げ、生産ロスが発生しない受注生産方式を採用しています。また、使用後はバクテリアにより生分解されて土に還る環境に優しい素材であるウールを用いています(一部商品はポリエステル含む)。手仕事ならではのデザインとウールの優しい手触りのラグです。

ラグコレクション「KOTOSOME コトソメ」 デジタルカタログ
https://www.kawashimaselkon.co.jp/Dbook/kotosome/catalog.html
■染色で表現する“漆黒”の難しさ
今回の素材であるウールを染色するにあたっては、「ミラノデザインウィーク」(2024)への出展の際に得た、知見を生かしながら、「漆黒」を目指し、さらなる技術のアップデートが求められました。今回使用した少し青みの強い黒の染料を深い黒色に近づけるため、赤や黄の染料を配合し、微差の調整を重ねて丁寧に色を染めていきました。また、染色の品質はもちろん、色を安定して再現できるよう、試行錯誤を重ねました。

■ハンドタフトで表す「時つ風」
「時つ風」によってわずかに揺らぐ水面を表す意匠「アサナギ(朝凪)」は、美しい流れのあるデザインが最大の魅力です。このたびのフロア・マットでは、ハンドタフトの特性を生かし、打ち込むパイルの高さを2段階にするとともに“チップシャー”という削り加工を施して、マット表面に立体的な表情を与えてゆらぎを表現しました。

■「BMW X7 BLACK-α」
― EXTERIOR
BMW X7 BLACK-αのボディを包み込むのは、特別色であるBMW Individual フローズン・ブラック。モデル名のバッジに至るまでブラックに染めあげられ、この一台が特別なコンセプトを纏ったモデルであることを強く主張します。足元で輝くのは、BMW X7 xDrive40d BLACK-αはジェット・ブラックの22インチMライト・アロイ・ホィール、BMW X7 M60i xDrive BLACK-αはバイカラーの23インチBMW Individual ライト・アロイ・ホイール。そしてヘッドライトを点灯すれば、BMWクリスタル・ライトの煌めきが前方を照らし出します。

― INTERIOR
ヨーロッパが生み出したピアノ・ブラックの上から、その美のルーツとも言える漆の加飾を施したトリムとコンソール。フロア・マットにおいても“美しき黒”の世界を探究するとともに、専用インテリア・バッジも空間全体との調和を追求し、真鍮に銀を加工して制作されました。すべてに妥協なく注ぎ込まれた、繊細な感覚と熟練の技巧。常に進化を続ける名匠たちの情熱が、どこまでも深く輝く黒のエレガンスとなって結実しました。

■BMW X7 について
BMW X7は、高級感溢れる威風堂々としたデザインと、ラグジュアリー・モデルに相応しい乗り心地、最大7人乗りを可能とするSAVとしての高い実用性を備えたモデルとして、2019年に誕生。最高級SAVとしての要件をすべて満たしています。
■EXHIBITION
ドイツのクラフトマンシップと日本の和の美学が重なり合い誕生した「BMW X7 BLACK-α」。5月9日(金)より、東京・麻布台ヒルズのBMWブランド・ストア『FREUDE by BMW』にて特別展示します。ぜひご来場のうえ、その美の世界をご堪能ください。
会期 | 2025年5月9日(金)~6月25日(水) |
会場 | 『FREUDE by BMW』 (〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ タワープラザ 1F) |
営業時間 | 11:00~22:00 |
※営業時間は予告なく変更となる場合がございます。最新情報はBMW公式webサイトをご確認ください。