当グループには広報や法務、内部統制、知財管理など種々雑多な仕事がありますが、私がメインとしている業務は経営計画と単年度予算の策定、そして、この計画がきちんと進んでいるかの進捗管理といったところでしょうか。具体的には、上位役職者への経営状況の報告や企画案の提示を、各種会議を通じて行っています。
また、ステークホルダー（会社に関わる利害関係者）に決算概要や会社の取り組みを広く知ってもらうこと、これも大事な仕事のひとつですね。

最近では、次年度予算の策定に関わる作業に時間を費やすことが多いですね。会社のかじ取り役を担う部署なので、求められる知識や能力も多岐にわたります。やりがいのある仕事ですが、しんどい仕事であることにも違いないです（笑）。

事務局の一員として、入社2年目に初めて株主総会に参加した時のことです。正直に言って、この時はまだ株主総会の意味をよく理解できていませんでした。ただ、たくさんの株主の方から盛大な拍手や励ましの声をいただいたことに、とても感動したんです。努力が数字に表れにくかった時期でしたが、こんなに応援してくれるなんて、と思わず目頭が熱くなりました。

「美しいもの」「高質なもの」を提供する会社であるということが一番の誇りです。環境や経済性・機能性という側面から世の中に貢献している会社は多々ありますが、文化という側面で世の中に貢献できる会社は少ないと思っています。
私は直接商品開発に携わる立場ではないのですが、「当社の作成した緞帳が舞台を飾った」といったニュースを聞くたびに、とてもうれしく、また誇らしく思います。これからも、美しく繊細な日本の文化を伝える会社であり続けたいですね。

人との関わりや触れ合いを大切に、毎日を過ごして欲しいと思います。業務を遂行する上で必要な知識や技能は就職してからでも身に付きますが、コミュニケーション能力は単に仕事をこなしているだけで向上するものではありません。日々の暮らしの中で培っていくものです。
そして、このコミュニケーション能力こそが、社会人にとって最も必要とされる能力ではないかと感じています。「相手の気持ちや立場に立って物事を考える」。今更ながら大切ですよね、本当に。