卓上の華・テーブルクロスと皿敷
川島織物セルコンが明治中期より手掛けた卓被(たくひ)や卓敷(たくしき)、皿敷(さらしき)の史資料やコレクションを紹介します。文明開化と共に洋風建築と調和する室内装飾織物のアイテムに卓上を飾るテーブルクロスのような卓被や卓敷が求められるようになりました。二代川島甚兵衞は、1886(明治19)年の初の海外視察を経て、内装様式においての卓上を飾る品々の必要性を実感しました。帰国後、早々に室内空間のトータルコーディネートを想定し、当社独自の意匠や製作方法を考案、普及させていきました。卓上を華やかに彩る染織品と様々なデザインの魅力をご堪能ください。
- 主な出展
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- 紋織卓被「蜀江文」明治後期
- 綴織卓被「瑞鳥宝相華文(ずいちょうほうそうげもん)」(原画:大高為山)昭和期
- 綴織卓被原画「扇面流水(せんめんりゅうすい)」 (原画:澤部清五郎)1924(大正13)年頃
- 紋織卓被試織(部分)「土耳古風模様(トルコふうもよう)」大正期
- 皿敷と図案(各種)明治期