19 世紀の英国に生きたウィリアム・モリス。
彼は、詩人であり、デザイナーであり、
そして理想を追い求めた思想家でもありました。
「芸術は、生活のすみずみにまで息づくべきもの」
そう信じたモリスは、美しいものが人の心を潤し、
日々の暮らしのなかにこそ真の芸術が宿ると考えました。
自然の樹木や草花をモチーフに描いたテキスタイルや壁紙は、やがて “アーツ&クラフツ運動” へとつながり、
大量生産の時代において、手仕事の尊さを見つめ直すきっかけとなります。
空間を、日常を、詩情で満たすモリスのデザイン。
100 年以上の時を超えて、今もなお世界中の人々を魅了し続けています。
©︎Sanderson Design Group
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