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長刀鉾 二番・三番水引幕
三番水引幕は「菱枠飛龍丸文錦」紋織

 

長刀鉾の屋根のすぐ下に掛かる水引幕を天水引と云い、下の三つの水引幕を上から順に一番水引・二番水引・三番水引と呼ばれている。 二番と三番は一体型に仕立てられている。

 二番水引幕は、文政4年(1821)に岸駒を師にもつ白井華陽が下絵を描き、近江屋藤次郎が刺繍。
 画題は、四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)と八珍果(林檎・銀杏・枇杷・桃・柘榴・柿・梨・茘枝)である。

 三番水引幕は、菱形の枠の中に、丸龍、飛龍や青海波、鳳凰、獅子などを金色端麗に構成した錦。

 

長刀鉾 二番水引幕(東面)朱雀華紋 及び三番水引幕

刺繍 復元 平成7年納入

 

長刀鉾 二番水引幕(西面)玄武華紋 及び三番水引幕

刺繍 復元 平成8年納入

 

長刀鉾 二番水引幕(南面)白虎華紋 及び三番水引幕

刺繍 復元 平成9年納入

 

長刀鉾 二番水引幕(北面)青龍華紋 及び三番水引幕

刺繍 復元 平成10年納入