ページ内を移動するためのリンクです。
JavaScriptをONにしてご覧ください。
ここからメインコンテンツです
現在表示しているページの位置

祭礼幕

いにしえより伝わる神々に、礼をつくす。

祭は神を迎えおもてなしをする儀式として自然発生的に誕生し、日本各地でそれぞれの地元に特色を持った祭礼が伝えられてきました。
祭を彩る神輿(みこし)や山車(だし)の飾り幕、装束などにきらびやかな装飾を施し、常に神々に最高の礼をつくすため、その時々に入手できる最上級の織物を用いて華美を競い、人々の目を驚かせてきました。

祭礼懸装幕復元・新調の歴史

祭礼の懸装幕は神の依代としての山車を飾るために始まったもので、現在のような華麗な幕が山車に懸けられるようになったのは、全国的に見て江戸時代中期以降のことと考えられています。

このような江戸時代以降に製作された懸装幕の破損・劣化が進んだため、幕類の保存と祭礼の維持を図る目的で昭和47年より国庫補助事業として、重要有形民俗文化財に指定された高岡御車山、高山祭屋台、祇園祭山鉾、秩父祭屋台の保存修理が開始され、現在行われている全国の祭礼懸装幕の復元・新調・修理事業の始まりとなりました。

豪華絢爛な祭の屋台等は木工、彫刻、漆工、染織、金工、人形などの多様な伝統的技術が有機的に組み合わさって造りだされていますが、その製作修理技術には特別なものも多く恒常的な需要が見込めないことなどから技術の継承が困難になってきています。そこで国の重要有形・無形民俗文化財の指定を受けた山・鉾・屋台とその行事の保存整備を図り、地域文化の向上に資することを目的に昭和54年に全国山・鉾・屋台保存連合会が発足し、その技術者養成のための部会である「祭屋台等製作修理技術者会」が、平成14年に国の選定保存技術保存団体として認定されました。

川島織物セルコンは明治以来祭礼懸装幕の製作に携わってきましたが、長い歴史と経験を積んだ技術者集団である「川島織物技術者会」は、平成元年に京都府選定保存技術 山・鉾・屋台懸装品等製作の保存団体に認定され、文化庁や自治体の文化財保護課、修理監理者(学識経験者・染織の専門家)の指導・監督も得ながら祭礼懸装幕の製作に日々研鑽を重ねています。

旧幕調査、デザイン提案、下図・原画制作といった研究・デザイン業務から、製作仕様設計、染色、製織、刺繍、仕立加工などの製作技術に至るまで、高度で多岐にわたる工程を一貫して監理・製作することにより、優れたデザイン性と高い品質を備えた、美術工芸品とも言われる祭礼懸装幕を納品し、全国の祭礼関係者の厚い信頼を得ています。

祇園祭(祭鯉山)/見送「イリアッド物語」/毛綴 復元(平成元年)祇園祭(南観音山)/原画:加山又造画伯筆/見送「龍王渡海」/綴織 新調(昭和63年)

祇園祭(浄妙山)/原画:長谷川等伯筆/胴懸「柳橋水車図」/綴織 新調(昭和60年)

復元事例

祇園祭(長刀鉾)/見送「朱地雲龍波濤文様」 綴織 復元(平成17年)

旧幕復元後幕

大津祭(殺生石山)/前懸「鳳凰牡丹・幻想動物の図」 刺繍 復元(平成19年)

旧幕復元後幕

ページの先頭へ